藤前干潟に行って来ました。
皆さん、藤前干潟って知っていますか?
藤前干潟は2002年にラムサール条約の登録湿地と指定された場所です。昔、伊勢湾内は一帯が干潟でした。しかし、干潟はもともと土砂が堆積されて出来ているため埋め立てがしやすく徐々に埋め立てられ、無くなっていきました。ここでは現在、藤前干潟しかのこっていません。
干潟には多くの生物が生息しており、様々な生態系がはぐくまれています。そこでは私たちの生活にとっても重要な循環が行われています。
干潟に生息する2枚貝のシジミは、泥の表面に溜まったものを吸い取りこしとって食べることで水を浄化する役割を持っています。また彼らが作る巣穴は、潮の満ち引きの際に酸素を水中に送る役割もしています。
また本来はごみの埋立地として計画が進んでいたこの場所も、「藤前干潟を守る会」の前身である市民の反対活動によって保全されるにいたったそうです。さらに、それによってごみの削減にもつながりこの地の保全はわが名古屋市民にとっても非常に重要な意味を持つ場所であります。
みなさま是非一度、私たちの非常に身近にある大自然を感じることが出来るこの場所を訪れてみて下さい。