1月
30
2012
先日、昨年末よりオーダーメイド段差スロープのご依頼をいただいておりましたお客様(O様)へ、製品をお届けすることができました。

O様からは 、お喜びのお言葉と共にお写真もいただきました。
お問い合わせいただいた内容では、ご自宅の玄関前の階段上に自転車を上げる為のスロープを作りたいとのことでした。
初めに、設置場所のお写真 と 各段の高さと奥行きの長さ をお問い合わせフォームからお知らせいただきました。
そちらの内容から、お見積りと共に下の図面をお送りさせていただき相違がないかをご
確認いただきました。
その後、何度か構造や寸法のやりとりをさせたいただく中で、順番にカタチを決めていきました。
最終的なお見積りをご案内させていただき、お振り込みをいただいてから製作に取り掛かりおよそ1週間でお届けさせていただきました。

1月
13
2012
昨年末に、昭和自動車学校様からイベント用に焼きそば用鉄板を作って欲しいというご依頼をいただきました。
以前は借りていたものを使われていたそうですが、この度新たにオーダーメイドで作りたいということになったとのことです。
サイズは、幅900mm、奥行き600mm、鉄板の厚みは12mmで制作してほしいというご要望をいただきました。
12mmというと
マウンテックが扱う材料の中でもかなり厚いものになります。材料代も上がりますし、弊社にとっても加工もし辛いものですので、6mmか9mm程度のものを利用して見てはいかがかとご依頼主の方にお話ししましたがどうしても12mmがいいとのことでした。以前に、使っていたものがそれくらいの厚みだったようです。
そこで疑問ですが、なぜ厚い鉄板にこだわったのか答えはこちらです。↓↓↓

鉄板焼きの鉄板は、なぜ厚い方が良いか?
厚さが増すにつれ、保温性能が上がることが主な要因です。食材を加熱する際、食材が熱を吸収するため、どうしても食材を置いた場所の調理温度は下がってしまいます。再び適した調理温度にまで温まるまでは、食材にストレスがかかり、水分、栄養分ひいては旨味なども食材から逃げ出してしまいます。しかし、保温性能が高ければ、この調理温度の変化を極限まで抑える事ができ、食材の表面だけを焦がすのではなく、食材全体をしっかりと加熱する事が出来ます。そのため、水分などを閉じ込めてふっくらと美味しく仕上がります。また、その後は弱火でじっくりと焼く事で美味しく仕上がることも可能です。
また使用した材質はSS400黒皮付の材料を使用しました(黒皮とは、鉄を板にするために熱しながら伸ばす際に表面にできる酸化皮膜のこと)。
またお客様のご要望の中に、鉄板のまわりに壁を作ってほしいということがありました。
焼きそば用鉄板というものを作るのも初めてのことでしたので私としてもいろいろと勉強になりました。調理する際に、周りにこぼれたり、飛んでしまうことを防ぐためです。初めは、壁と鉄板部分を溶接して一体型にするような考えでおりましたが、お打合せの過程で鉄板の掃除をしやすくするために壁を斜めにつけてほしいと伺い。そういうことであればいっそ取り外し式にしてしまおうということで今回の構造になりました。取り外し式にしたことで収納時にも場所をとりませんし、一石二鳥となりました。